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無門会空手の創設期 (2003年12月1日)


 無門会空手は富樫宜資が現代の日本主流の空手・拳法を全部調査し、空手界、拳法界にあっては絶対完成できない極意を掴めないということで「武道空手道研究団体」として「日本空手道無門会」を創設し、論理的研究と死に物狂いの修行による実践で解明し、二十代すべてをかけて完成させた空手です。その理論はそれまでの空手界の最高の理論家、南郷継正の欠点を補いさらに完璧にし、現象理論の理論家高岡英夫の現象理論では解明できない「現象論・ヌエ論・本質論」を三角形三段階区分理論図形という歴史的に貴重な理論と図形を築くことによって、あっと言う間に武道空手道界最高の理論を築くことができたのです。
それができたのは唯物弁証法の先駆者的存在の三浦つとむ氏、教育学の荘司和晃氏などの研究の下地があってできたのですが、空手界では富樫宜資の築いた空手のレベルと理論的な高さを理解できることができませんでした。

「ここで書いている(無門会空手の創設期)」はそうした激動の青春時代を分かりやすく書いているものです。「BUDO−RA」の11月号は「890円」とは安いくらいです。何故なら大人にとっては空手、格闘技に対して正しい知識、認識を持つことによってこれから未来を通じて空手、格闘技の世界、及び教育学、社会現象の多くに誤った見方をしなくなるからです。つまり空手に対して正しい知識を持つことによって、空手の歪んでいる部分や誤っている部分が分かり、正しい空手(本質的空手)と狭義的空手(小さな面では正しいが完成するとかいった全体的な世界では歪んで完成できない空手)の差がこの本を相当深く読めば理解できるから、空手の本100冊、10万円〜20万円分買っても理解できないことがたった「890円」で相当理解できるということが言えます。また厳しい山での修行の貴重な写真をみて「修行するとはこういうことか!」「自分の子供も己をこうして修行してもらいたい」とまでいかないにしても、「青春は命懸けで何かを成し遂げるもの」「大きな目標、目的に向かって突き進むのが青春」といったヒントを少年、少女に与えることができると思います。

 特に最近は社会不況か社会不安で少年、少女による暴力、性犯罪、強盗障害…が急増しています。毎日のように犯罪が新聞やテレビで報道されています。
 将来に対する明るい目的、大きな目標・理想を設定できなく、テレビゲームなどの目先の小さな目標、小さな目標でも勝ち負けを設定し、小さな戦いをしています。

山での修行は歴史的な戦い 
 私は少年時代によくケンカをしましたが、あるとき非常にケンカがつまらないものに思えるようになりました。「男一匹ガキ大将」「夕焼け番長」とかいったマンガをご存じな方もいるでしょうが、自分の学校の番長になる、他校の強い番長と戦い合う、大きな番長組織と戦う、やくざ組織と戦う…このケンカの行き着く先は「闘犬」の戦いレベルで終了する意味のない戦いでしかない…そうした空しい動物的戦いではなく真の人間の極限の戦いを望むようになってきました。意味(大義名分)のない戦いは他人を破滅させるだけでなく自分を破滅させるのではないか…?
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