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少 年 部 と 護 身 術 (2003年11月1日)

  
 10月より護身術を指導しています。最近世の中、相当物騒になり、園児、小学生、中学生、高校生、サラリーマンを素手や棒で叩く、カッターナイフやナイフで襲われる例が毎日のようにテレビや新聞で報道されています。親子でいる子供を襲う[暴漢](ぼうかん)はほとんどいません。回りに人がいないような場所に子供一人で遊んでいたり、歩いていたり、自転車に乗っている「少年・少女達」に襲ってきます。特に女子は狙われやすく、殺されてしまっては何もなりません。現在全国の都道府県で事件があります。地元の人は気が気ではないでしょう。
『護身術』は自分の身は自分で守る戦う術です。子供は一瞬の暴力に何もできないまま、大ケガを負ったり一生取り返しのつかない事態になる可能性があります。『護身術』ですべてができるということではなく、最悪の事態を可能な限り無くすということです。記事をみると『車の連れ去り』『バイクで急に殴る』『ナイフや棒を持って自転車で襲う』『複数の人間に囲まれて暴力を受け、金を取られる』といった非常に卑怯なやり方が多い。
「一瞬の凶器」「一瞬の暴力」これに武器なき人間が対抗するには、頭部や心臓といった「絶対急所」(一撃で倒れたり死んでしまう急所)を「一瞬で守る」ことが必要です。==「大声を出す」==「すぐ逃げる」==「暴力が来る棒やナイフを空手の受けで防ぎ、攻撃技で倒す」といったことが必要です。これらのことを総合して「車の暴漢を想定「自転車の暴漢を想定」「複数の暴漢を想定」「棒やナイフの凶器を想定」して訓練すると少なくとも最悪の状況は防げる可能性がある。練習は道場で私が安全な棒や疑似ナイフを持ち相手分かるようにゆっくり攻撃し、少年部はそれを受即攻技(受けてパンチ、受けて関節技)するといった重要なことをパターン(記録表を作って回数を書きたい)でやり、実戦は実際に道路や公園に出て訓練する方法をとりたい。現在基本練習、ハンドミット稽古の後に『護身術練習』をして最後に組手練習(時間が無ければ略す)をしています。

組 手 稽 古 
 少年部の組手は「猫足立ちの組手」(蹴りのみと顔面抜き突き・蹴り有りに2種類)と男子高学年の「前屈立ちのポイント空手」があります。また帯上で強い場合は、下級生が複数で蹴りのみでかかっていったりする一対複数の組手、2対複数、3対複数、複数対複数、男子対女子といった複雑な組手を練習しています。
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